アプローチ&スマッシュ・ラリー

No.016
対照人数:4
難度:★★★☆☆

 

【練習の目的】

 015●サービス・ダッシュ&スマッシュ・ラリーの応用編です。スマッシュの練習不足を解消しましょう。
 

<練習-1>

  • D は、A に向けて少し浅めで浮いたボールを球出しする。
  • A は、クロスにアプローチを行う。
  • D は、そのボールをストレートの浅めのロブを上げる。
  • B は、そのボールを角度をつけて、 C がキャッチできるような位置にスマッシュを打つ。
  • C は、そのボールをストレートの浅めのロブを上げる。
  • A は、そのボールを角度をつけて、 D がキャッチできるような位置にスマッシュを打つ。
  • そのまま続く限りラリーを続ける。



【良いアプローチ】

  • 弾まないボール
     相手が一番パスを打ちづらいのは、膝より低いボールだ。その意味でスライスは有効に働く。
  • 相手を走らせるボール
     走りながらのパスはコントロールがつけづらい。スライスにサイドスピンをプラスするのも有効。
  • 深いボール
     深いということは、相手のパスを打つ距離が長くなることなので有効である。ダブルスの場合、浅くても弾まなければ、前進しながらのパスは難しいので有効だ。
  • 打ったあとの体のバランスがよい
     どんなに良いアプローチを打っても、打ったあとの体勢が乱れていては全く意味がない。ここでもスライスは有効である。

【悪いアプローチ】

  • 球速が速く、相手が構えて打てるボール
     一見、速いボールはアプローチに有効なように思われがちだが、相手に十分構えてパスを打たれてしまっては、自分の準備が整う前にパスを打たれてしまうパスの絶好球である。
     速いボールを打つなら、アプローチ・エースをとるか、相手を走らせて、やっと届くところにコントロールする必要がある。
  • 高く弾むボール
     相手に高い打点でパスを打たれてしまっては、簡単に抜かれてしまう。相手の待っているところにグリグリのスピンは最悪。スピンをかけるなら、アングルをつけ相手をコートの外に追い出し、オープンコートを作れば良い。

    • アプローチは走りながら打つのではなく、打点の前で一旦止まり、ボールを打った勢いで再び走り出す、いわゆるストップ & ゴーのモーションを行う。
    • 各人、相手のキャッチしやすいコースに正確にボールをコントロールする。キャッチしやすいコースにコントロールできれば、キャッチしづらいコースへのコントロールも上手になる。
    • ロブがクロスの人に上がってしまった場合、スマッシュはストレート方向に打つ。つまり常にボールに角度をつけてスマッシュする。
    • スマッシュは、体を横に向け、左手を伸ばしてボールをキャッチするように後退し、打つ瞬間は肩と一緒に腕を回す
    • 深く上がってしまったロブは、強くスマッシュするのではなく、スピン・スマッシュにしたり、ハイ・ボレーにしたりして、深めのボールをつなぐ。

<練習-2>

  • サービスをアドバンテージサイドに変えて同様に練習を行う。
     
     

<練習-3>

  • D は、アプローチされたボールを一旦A の足元に沈め、A はローボレーを D に深く返球し、そこからロブを上げる。