サービス・ダッシュ&スマッシュ・ラリー

No.015
対照人数:4
難度:★★★☆☆

 

【練習の目的】

 週末プレーヤーがよく参加する市民大会や、レベルの低めの草トーでは、ほとんどロブばかり打っているプレーヤーをよく見かける。観戦していても対戦していても、つまらない試合内容である。
 なぜこのようなつまらないプレーヤーが横行するのでしょう?
 それは、週末プレーヤにはスマッシュが下手な人が多いからである。
 なぜ下手なのでしょう? 
 それは、練習量が相対的に不足しているからでである。
 なぜ練習量が不足しているのかといえば、

  • 疲れるので自主的にやりたがらない。
  • 疲れるので練習時間が短くなる。
  • テニススクールのコーチにしてみれば、生徒がやりたがらない上に、ボールをぶつけられる危険性のある練習をあえて増やさない。

などの理由が考えられる。
 ここでは、そんなスマッシュの練習を、ゲーム形式を取り入れることにより、楽しみながら練習することができる。
 

<練習-1>

  • A は、サービス・ダッシュを行う。
  • D は、そのボールをストレートの浅めのロブを上げる。
  • B は、そのボールを角度をつけて、 C がキャッチできるような位置にスマッシュを打つ。
  • C は、そのボールをストレートの浅めのロブを上げる。
  • A は、そのボールを角度をつけて、 D がキャッチできるような位置にスマッシュを打つ。
  • そのまま続く限りラリーを続ける。

    • A は必ずサービスのコースをきめてからサーブする。
    • 各人、相手のキャッチしやすいコースに正確にボールをコントロールする。キャッチしやすいコースにコントロールできれば、キャッチしづらいコースへのコントロールも上手になる。
    • ロブがクロスの人に上がってしまった場合、スマッシュはストレート方向に打つ。つまり常にボールに角度をつけてスマッシュする。
    • スマッシュは、体を横に向け、左手を伸ばしてボールをキャッチするように後退し、打つ瞬間は肩と一緒に腕を回す
    • 深く上がってしまったロブは、強くスマッシュするのではなく、スピン・スマッシュにしたり、ハイ・ボレーにしたりして、深めのボールをつなぐ。

<練習-2>

  • サービスをアドバンテージサイドに変えて同様に練習を行う。
     
     

<練習-3>

  • D は、リターンを一旦サーバー A の足元に沈め、A はローボレーを D に深く返球し、そこからロブを上げる。