不意に打たれたドロップ・ショットを処理する練習

No.019
対照人数:2 ( +2〜4)
難度:★★★☆☆

 

【練習の目的】

 ネットに猛ダッシュして、地面ぎりぎりのボールを処理する練習。
 ドロップショットは、不意に打たれるショットなので、スタートする直前までボールの落ちる位置がわからないようにする。
 

<練習-1>

  • A は、ベースラインの中央で、ネットに背を向けて立つ。
  • B は、声を出して
    「イチ・ニー・サン・シー・ゴー
    とカウントし、ゴーと同時に3方向、アットランダムにドロップ・ショットの球出しを行う。(手投げでも良い)
  • A は、ゴーの声と同時に軽くジャンプしながら、180度振り返り、スプリットステップを行う。
  • 振り返りざまに、ボールの出された位置を素早く判断し、猛ダッシュして、相手コートの4隅に上手くボールをコントロールする。

     
     
    • カウントの速さは、1秒で2カウントくらい。
    • 猛ダッシュ後、上手くブレーキをかけながら打つ方法と、コートの外に走り抜けてエースを取りに行くかロブで時間を稼ぐ方法を練習する。
    • 打つ直前まで、ラケット面で打つ方向が読まれないようにする。
    • 打つ直前に相手コートを見ない。
    • 上手く握力を抜く。
    • 走っているとき、顔が上下に揺れないよう一定の高さに保ち、視線を安定させる。
    • ボールをめがけて走るのではなく、打つ瞬間に立つ場所をめざす。つまり、フォアならボールより少し左側をめざす。
       

<練習-2>

  • 慣れてきたところで、球出しを、カウントの「・シー・」の位置に早めて、同様の練習を行う。(振り返るのは「・ゴー・」のまま)
      

<練習-3>

  • B は、ボールを打ったあと、正しい守備位置に移動し、A は、B にとられないプレースメントにコントロールする。