私のテニス理論
■ ポジティブ思考に転換しよう!
人間が出くわすすべての事象にはネガティブな部分とポジティブな部分があります。
例えば、「雨が降る」ことでネガティブな部分をピックアップすれば、
- 傘をさすのがめんどう
- 暗くて陰鬱
- じめじめして気持ち悪い
となりますが、ポジティブな部分をピックアップすれば、
- 生活に必要な水が蓄えられる
- 空気が浄化される
- 農作物が育つ
となるわけです。
ところが日本人にはそのネガティブな部分ばかりをピックアップしてしまう傾向があるようです。ネガをとるかポジをとるかはその人の自由ですから、ポジをとった方が得だと思いませんか?
テニスに関しても選手はネガティブな部分をピックアップしてしまう傾向があります。テニスではポジティブに考えることによって心に余裕が生まれ、リラックスして練習ができ、いざ試合になってもいらいらせず冷静に対処できるようになります。もしあなたが下図の左側のようなことを考える傾向がありましたら、右側のポジティブ思考に転換しましょう。
ネガティブ思考 → ポジティブ思考 つらい練習を避けていてはテニスは上達しない → つらい思いをしながら練習をしても精神的にストレスがかかるだけなので、つらい練習が楽しく感じるアイデアをあみだそう 今が1年で一番暑いので練習に実が入らない → 今が1年で一番暑いのでこれから先は涼しくなる一方だ 体力不足で暑いとばてる → 暑いときにがんばって練習すれば体力というご褒美がもらえる テニスはいろいろ難しくて、それを考えるとこれから先が大変 → 今でさえ楽しいのに、まだ未習得のいろんなテクニックが覚えられるのでテニスは先が楽しみ いくら練習してもテニスが上手くならない → テニスには上達する練習法が他にあるはずだ 相手のボールが速くていやだ → 相手がスピードをくれるので、こちらの力は必要ないので楽 クレーコートは靴が滑って打ちづらい → クレーコートは靴が滑るので、滑る分だけ少し手前で止まることができる このコート、でこぼこでイレギュラーばかりでいやになっちゃう → このコート、どこに弾むかわからないので意外性があって楽しい 今日は太陽がまぶしくてサーブがうまく打てない → 今日は打点をずらしてサーブを打つ練習をする良い機会だ
雨のせいで練習ができなくていやになっちゃう → 雨のおかげで普段はできないイメージトレーニングができる 試合ではミスをしてはいけない → 試合でたくさんミスをしても、それが対戦相手より少なければ勝てる 体が小さいのでパワーがないので不利 → 体重が軽いので素早く加速できるので有利 背が低くてサーブの打点が低いくて不利 → 背が低くて重心が低いので、ローボレーが有利 テニスが下手なのは年齢のせいだ → この年齢でテニスにがんばれる自分はすばらしい こんな粗悪なボールではコントロールできない → こんな粗悪なボールでさえもコントロールできれば、ボールが良いときはもっと容易にコントロールできるはず 私が打ったあんなにすばらしいショットを切り返しやがってあの野郎 → 私が打ったあんなにすばらしいショットを切り返せるあなたを私も見習たいです 暗くてボールが良く見えない → 暗いのでボールを見ることにいつもより注意をそそごう
私はバックハンドストロークが下手だ → 私はバックハンドよりフォアハンドストロークの方が上手い 女性なので男性に勝つのは無理だ → 女性で男性と互角にたたけたとしたら、女性に勝つのは簡単だ 私、下手なので練習のじゃまになってごめんなさい → 私、下手なので練習のじゃまになっているぶん、みなさんより一生懸命練習に取り組みます 私そのショット苦手なのでできません → 私そのショット苦手なので、今、克服する良い機会をいただいてうれしいです 私、テニスを始めた歳が遅かったものでだめなんです → 私、最近になってテニスを始めたので、古いテニスを知らない分、この歳から最先端のモダンなテクニックが習えて幸せです このポイントを落としたら負けてしまう → あと2ポイントとればデュースだ 思いっきりスイングするとアウトになりそうで → 思いっきりスイングすればするほどドライブがかかってよく入る 知らない人と試合をするのが怖い → 知らない人と試合をすると知人が1人増える 私だけだー?
(孤独感)→ 私だけだー!
(オリジナリティー)畜生!なんでネットインやラッキーポイントは相手にばかり行くんだー! → ラッキーポイントが相手にばかり行っているのに、ほぼ互角に戦っていると言うことは、確率が平均化するには、今後はこちらにラッキーポイントが来るはず。つまり勝つ確率が高い。 上記に限らず、あなたがもし自分にとってイヤな事象にめぐり合ったときには、そのままイヤな気分に陥るのではなく、真っ先にその事象の「ポジティブな部分」を探し出してください。なぜなら「ポジティブな部分」のない事象など存在しないのです。