先頭へ戻る 留学経験者からの手紙の先頭へ戻る

 

スシさん 2003年 4月から年間留学

いつも「No!No!!」と連呼するビンスに一年教わって感じた事はまず技術うんぬんではなくテニスに対する姿勢、態度でした。自分は最初試合マナーがすごく悪かったです。

ショットをミスしたりサーブがはいらなかったりするとすぐラケットをコートに叩きつけたり、投げたり…そりゃあもうひどいものでした。それをしてしまうと自分の中の緊張の糸が切れて試合を投げ出す。そんなことが多々ありました。でもビンスのところにいると次第に我慢できるようになりました。それでもまだひどいもんですけど。 笑

なぜならビンスは日々の生活の態度から指導するからです。ほんのささいなことでもビンスは気にとめ、例えば道ばたに小さなごみがあっても彼は絶対拾います。

拾わない生徒がいるとなぜ拾わないんだと問います。こんなささいなことが自分のテニスに大きな影響を及ぼすとは思いもしませんでした。。

1人本当に何でもする、自分からすれば「こんなことまでするか〜??」ってぐらい何でもする女の子がいました。その子とは一緒にいたのが二ヶ月とちょっとぐらいでしたが急激にテニスがうまくなったように感じました。やはりやってもらうだけでなく自分からも与えることも大事なんだなとその子をちょっと尊敬しました。。とにかくビンスのところでは他のアカデミーでは習えない大切なものがあった気がします。もちろん技術の方も懇切丁寧に教えてくれますよ。

今日本で勝てるテニスではなく将来もっと上にいけるテニスを。彼はほんのささいなことは見逃さないと言いましたが、テニスでも同じく生徒のほんのささいなスイングやフットワークの間違いも見逃しません。自分でデモンストレーションをしたり、時にはビデオカメラまで使って間違いを直します。

環境も抜群でボール、コート、コーチなどホントに素晴らしいです。あんな環境で一年も過ごせたことは自分にとって、とてもよかったと思うし、なかなかあんな中ではできないなと思っています。

自分のテニス暦はハンパなものだったけどビンスにとってはそんなこと関係ありません。

とにかく闘志を前面に出し全力で相手と戦うことも教えてくれました。ハンパな自分がとても強い相手と対戦した時「勝てるわけね〜」とか前は正直思っていて諦めていたことがありました。

でも自分でやるしかないんだから「Have a go」(とにかくやってみよう)といつも自分や生徒たちを活気付けてくれます。

だからあそこの生徒は強く育つんだな、と感じ、そして一年そんな中でテニスができてよかったなとつくづく思いました。ビンス、そして友子さん、デビット、かっちゃん、コーチのみなさんに感謝したいと思います。また絶対そっちに戻ります。

2003年4月から2004年3月までの参加

埼玉県の高校生Sくんより