南田 宏一さん (社会人)1999年 8月18日から25日まで留学
行く前から何度もメールでの質問に答えていただき、
現地でも忙しい中いろいろと助けていただき感謝しています。それにしても、あっと言う間の1週間でした。実はオーストラリアに行く少し前から、精神的なスランプ、つまりテニスなどに対するモチベーションが下がりつつあったので、こんな状態で留学に行っても大丈夫かなと思っていました。しかし留学を終えた今では、それが嘘のように吹き飛んで、心が前向きになっています。留学は、私の人生にも、いい影響を与えてくれたようです。
テニスの技術についても、同様です。日本のスクールで、コーチにいくら言われても分からなかったことを、ビンスは、ジョークを交えた言葉と大げさな身振りで、時には他人をモデルに使って、すんなりと理解させてくれました。日本語で分からなかったことが、英語で分かるというのも不思議ですよね。同じことを教えるにしても、上手く解釈してくれる、そんな感じです。
また、日本に限らないかも知れませんが、普通のコーチは、生徒があまり正しい技術が出来ていなくても、ある程度までのプレー出来るようになっていると、「それで良いんだよ」と妥協してしまいがちです。それが伝われば生徒は、自分はこんなものか、と思うようになります。当然それ以上の自信と上昇志向もなくなります。
ビンスは違いました。間違った技術で打っていれば、容赦なく、真剣に怒ります。お前はこんなものじゃない、もっと出来るんだ、と言ってくれているようで、おかげでとても前向きな心を持つことが出来たように思います。上達できない、という精神的なプレッシャーから解放され、今ではもっと頑張ってうまくなろうと思うことが出来ます。
彼はプレーヤー1人1人に愛情を注ぐことが出来る素晴らしいコーチです。英語が堪能ではない私でも、それは分かりました。たった1週間という短い間でしたが、確かに彼の愛情と情熱を感じ取ることが出来ました。また時間がとれたら、ビンスに習いに行きたいと思っています。
サーブが上達したと誉めてもらった時は嬉しかったですが、もう少し長く滞在し、フォアハンドをもっと教えてもらいたかったです。ビデオでチェックしてみましたが、サーブもフォアもまだまだ全然駄目です。1週間では無理もありませんね。トモコさんも言ってくれましたが、これからのがんばり次第ですね。
ヒデ君やイチ君にもよろしくお伝え下さい。彼らはとても良い少年達でした。ビンスだけでなく、彼らもいたから、より頑張れたし、楽しかったように思います。彼らの前向きな姿勢に、歳を忘れて感化されましたしね。彼らとはまた一緒にテニスしたり、話したりしたいですね。これからも目標に向けて頑張って欲しいです。
あ、ピーターや、グレッグ、ジェイソン、ビクター達にも、よろしくお伝え下さい。私を覚えていないかも知れませんが、デイビッドやかっちゃんにも・・。
大変お世話になりました。ありがとうございました。いつか、またお世話になることがあれば、よろしくお願いします。