金沢 浩子さん 1998年 1月から 4月まで留学
98年 1月、寒い冬の日本を発つと、翌日真夏のオーストラリアに着きました。テニスコートで出迎えてくれたヴィンスと友子さんの姿をなつかしく思い出します。
ヴィンスは、教えている選手が今いる位置から少しでも上達、向上することを心から喜んでくれるコーチで、私は彼といるといつもやる気がでました。「必ずできるようになる」「もっとできるようになりたい」と前向きの気持ちになりました。ヴィンスはいつも、“Don't think! Just do it !”と言います。そして難しく考えて悩んでしまっているショットも、実は「簡単」なことなのだということを分からせてくれるのです。朝も昼も、テニスへの愛情とコーチする情熱にあふれていました。
また、彼はとても冗談が好きです。テニスをしているときも、その話はどこまでが真剣でどこからが冗談か分からないほどです!そんなフレンドリーな雰囲気の中で、私はリラックスしてテニスに取り組むことを覚えました。
それから、私はテニスセンターの紹介で、テニスコートの近くにあるマッコリー大学の寮(ロバートメンジスカレッジ)に滞在しました。ここでは現地の学生、各国の留学生がともに生活しています。テニスを離れた時間のほとんどをこの寮の人たちとともに過ごすことができたことも、私にとって貴重な体験になりました。
いろいろな希望と期待をもって、これからもたくさんの選手がここを訪れることと思います。新しいコーチングと異文化の生活の中では、すべてが新しい体験でチャレンジです!順風満帆には行かないと思いますが、私は困ったことやつらかったこと以上に、得たものの大きさに感動しています。常に「自分次第」です! Good Luck !